辞表って(今の仕事辞めたい貴方にワンポイントレッスン)

退職届(辞表)の書き方基本パターン(縦書き)




   退職届

                                           私は

一身上の都合により、来る平成〇年〇月〇日をもって退職いたしたく、お願い致します。

   平成〇年△月△日

                                役職○○○ 前田るみこ(印)

      □□□□会社
      代表取締役社長  △△△△△殿




※辞表は重役クラスの人が出すもの、一般的には退職届と書きます。

【書式】会社によって規定の書式がある場合がありますので、総務部等に問い合わせましょう。

【提出日】最低でも二週間前には出しましょう(民法で規定されています)。早い方が良いですね。

よくドラマなどで、上司に辞表を出すと、「これは僕が預かっておく」なんて言われ、受理されない場合がありますが、実際、会社は、辞表を拒否できません。何を言われようと強気でいて問題ありません。まあ、一応上司には、格好だけでも、礼を尽くしておきましょう。

【理由】辞める理由は、具体的なことは書かないで、一身上の都合でかまいません。本音を書くのもおもしろいですが、まあ、こんなところで、受けをとってもしょうがないです。

【基本的裏技】

提出日の決め方・ボーナスを受け取ってから提出しましょう。上司に相談する場合も同じく!辞める人には、会社は、冷たいものです。

退職日の決め方・必ず有給があと何日残っているか調べ、全部使い切って辞めましょう。

【他】

(1)書き出しを一番下にするのは、謙譲の意を表すための決まりごと。「私こと」「私儀」という表現もあります。

(2)退職理由を「一身上の都合」とするのも、一種のお約束です。具体的な退職理由は上司に直接説明すればいいとされています。

(3)宛名は会社の代表である社長です。位置的に自分の名前よりも下にこないようにするのも決まり事の一つです。
ただし、提出する相手は直属の上司。まちがっても社長に持っていったりしないでください。

また、退職願は、記録として残す必要がある公的な文書ですから、社長名の敬称は、「殿」が適切であろうと考えます。

ドラマでは、辞表を出して、すぐに会社を飛び出し、そのまま会社に戻らなかったりします。
これでは、いくら上司が悪いヤツであっても、実社会でやろうものなら、2週間以上の無断欠勤で懲戒免職扱いにされても仕方がない。

退職日は、一方的に決められるものではありません。就業規則で○週間前とかの決まりがありますので。
仕事の状況次第では、それ以上の間をとって退職するよう求められることもあります。いずれにしても、まずは上司に相談する形で退職を意思表示し、その話し合いで、退職日をすり合わせていけば問題はない。
一方的に退職を通告する場合でも、前述したとおり、2週間の間をおくことが必要になります。

基本的には、就業規則で定められた期間を厳守。無い場合は民法上の2週間。あらかじめ確認した上で、余裕を持って決めるのが望ましい。

退職の申し込みが、「退職を承諾してください」というものであれば、会社の承認が出る以前であれば、いつでも撤回できます。
上司が一時預かりにしていて、上の方にも伝えていない状況であれば、自由に撤回できる。

ただ、会社がもともと辞めさせたがっていた場合は、退職願を出したその日のうちに人事部長か社長が承認してしまって、
撤回できないという状況になったりすることもある。
ドラマのように、一方的に通告する意図で提出した場合や、会社が退職を承認したあとは撤回できません。
ただ、ここらへんは話し合いでいくらでも変えられる(承認がなかったことにするとか、退職願を出すことになった事情がアレだから、など)
部分ですから、どうしても撤回したい場合には、交渉してみる余地はあります。

【追記】
会社によっては、就業規則で所定の「退職届」を出すように定められていることもあり、
この場合は、決まりにそって用紙を手に入れ、「退職届」を出すことになります。

決まりが無い時は、自分で用意しますが、

・封筒や便せんは、市販の白無地のもの。間違っても色つきのものやキャラクターなど絵入りのものは使わないようにしましょう。
社内用の封筒、便せんを使うのもマナー違反です。
・インクは黒または青。当然自筆による手書きでなければなりません



と、これ位知ってれば問題無いです、多分。

それにしても給料は悪くなかったから、正直辞めたくは無かったな〜。